2016年1月6日水曜日

『心はプログラムできるか』を読んだ話

1.感想

実家に帰省した際,有田隆也先生の『心はプログラムできるか 人工生命で探る人類最後の謎』という本を読んだ。

今まで人工生命の研究が役に立つのか?と今まで疑問に思ったことがあったが,この本を読んで役に立つ場所をいくつか知ることができた。

例えば蟻の力を借りることで巡回セールスマン問題をある程度解くことができる蟻コロニー最適化
こういった突拍子もないアルゴリズムは,なかなか理解されにくい研究分野からポロッと出るのかもしれないと思った。

他にも似顔絵を作成することができる「顔モルフ」なるプログラムや遺伝的アルゴリズムによるロボットの形状・行動の学習などはとても面白いと感じた。

顔モルフに関しては,サポートサイトで実行することができるそうなのだが,30億のデバイスで走るJavaさんが奇跡的に動かなかった。

他のプログラムも実際に動く姿を見たいので,自分で実装できるぶんは実装したいと思う。
なのでこのページは関連リンク集にしたいと思う。

2.リンク

自分でやったこと
・バイオモルフみたいに選ぶだけで音楽を作れるプログラム[Python]
バイオモルフから着想を得て音楽でも似たようなことができないかやってみた。結果は……私の音楽の成績が低かったようで……。

・Processingでライフゲームを実装[Processing]
セル・オートマトンの一種。チューリング完全でライフゲームでライフゲームをやってる人をニコニコ動画で見たことがある。すごく面白い。

・ラングトンのアリを実装してみた[Python]
ラングトンのアリ。セル・オートマトンの一種。

・蟻コロニー最適化と遺伝的アルゴリズムで巡回セールスマン問題(TSP)を解いてみる
蟻コロニー最適化を実装した.

外部サイト
・Biomorphs | Emergent Mind
本で紹介されていたバイオモルフと呼ばれるプログラム。表示された9つの個体から,好きなモノをクリックしていくと,面白い個体が得られる。

・「心はプログラムできるか」のすべて! 公式サポートサイト(サイエンス・アイ新書)
サポートサイト。リンクをたどればバイオモルフの考え方を応用した顔モルフのプログラムが(運が良ければ)実行できる。

・人工生命ティエラ - 哲学的な何か、あと科学とか
ティエラの概要が書いてある。ティエラの話は同じく有田隆也先生の書かれた『人工生命』という専門書にものすごく詳しく書いてある。

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